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高いのはガソリンだけか? [身近な経済の疑問]

ガソリンの値段が上昇しています。
週末には、1リットル当たり、130~131円くらいだったでしょうか。
僕は車は週末にしか使いませんが、
毎日使っている人は、ガソリン代が大変でしょう。

ところで、1リットル当たり130円という価格は、
何と比較して高いのでしょうか。
もちろん、過去にガソリンが1リットル100円だったときと比べれば、
30%高くなった、ということができるかもしれません。
ですがそもそも、ガソリンの価格というのは適切だったのでしょうか?

ふと気になって、周りのものを見回してみました。
牛乳1リットル178円。
醤油1リットル158円
そしてミネラルウォーター500mlで135円。

ガソリンは、高いのか、安いのか。


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能力(成果)主義は万能か? [身近な経済の疑問]

ライブドア問題などを報道するテレビ番組や新聞記事を見て、
かねてから疑問に思っていたことが、
自分の頭の中で明確になり始めています。

能力(成果)主義は万能か、ということです。

能力(主義)主義は、そもそも「会社」という共同体の中での「不公平感」
に対する不満を是正するために導入された考え方だと思います。
例えば、終身雇用・年功序列の中で、
先に入社した人の方が役職が高く、給料も高いということに対して
大きな不満が募りました。
能力(成果)主義は、こうした状況を改善し、頑張った人が報われる
「公平な共同体(会社)」を目指すために導入されたのだと、理解しています。

たしかに、こうした考え方が導入された当初は、成功したのだと思います。
若くて能力のある人が生き生きと仕事をし、
会社の業績向上にも貢献したのでしょう。

しかし現在の能力(成果主義)は金儲けのために使われている気がします。
「構造改革・規制緩和」とのセットで、
「法律を犯さなければ何をしても良い」
「人を出し抜いた方が得である」
「誰も気がつかなかったビジネスモデルを考えた俺は、当然その恩恵を受けるべきだ」
という風潮が生み出されてしまったのではないでしょうか。

企業の中でも、
「いかに他者に足を引っ張られないか」、
「自分たちの成果の果実を自分たちのためだけのものに留めておけるか」、
「おこぼれにあずかろうとする人々をいかにして振り払うか」、
ということが重視されてきてしまっているように思います。

また、極限までコストを削減し、他者が何か新しいことを行おうとすると、
「それはお金がかかる(すなわち、自分の取り分が少なくなる)」と反対し、
社員のチャレンジ精神を抑制することになってしまっている気がします。

先日、テレビで報道されていたのですが、
能力(成果)主義を推し進めたライブドアを退職した社員によると、
同社では「ゴミ箱が溢れかえっていても、誰もそれに対処しようとしない」といった、
無関心な空気が蔓延していたそうです。

つまり、公平な社会を作り出すために導入された能力(成果)主義が、
逆に社会不信(相互不信)や無関心を生み出すことになってしまったのだと思います。

能力(成果)主義を、そろそろ私たちは脱却する時期に来ているのではないでしょうか。
もちろん、「年功序列」に回帰してはいけないのだと思います。
「年功序列」→「能力(成果)主義」の次に続く考え方は、
どのようなものになるべきなのでしょうか?


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ビールに関する果てしない疑問 [身近な経済の疑問]

仕事の後のビール、美味しいですよね。
年末年始も、だいぶお世話になりました。

最近は、ビールも色々な種類があるようで、
いわゆる「ビール」の他、「発泡酒」や「第3のビール」というものまであります。
食べ物、飲み物の味にはうるさいほうだと思っているのですが、
これら「ビール」「発泡酒」「第3のビール」の味の区別がつきません。
特にキリっと冷やしてあると、安いビールでも美味しく感じます。

これらの各種ビール、税金の違いによってだいぶ小売単価が異なるようです。
ビールの税金が麦芽の含有量で異なるのは、日本に特殊な制度らしく、
諸外国ではアルコール度数で税金が異なるそうです。

最近では、発泡酒の税率が上げられたばかりか、
「第3のビール」の増税も検討されているそうで、
メーカー各社からは
「法律の枠内で正しいことをしているのに、
後出しで制度が変わってしまえば民間企業の研究開発意欲を削ぐ」
といった批判が表明されています。
もっともだと思います。

ビール会社に勤める知り合いによると、
飲食店では発泡酒を「生ビール」と称して販売しても、
法律違反ではないとのこと。
我々は、何を飲まされているのか、わかりません。

僕からしてみれば、麦芽の含有量による違いよりも、
「黄色い普通のビール」(これを「普通」と称すること自体がグローバルスタンダードではないのかもしれませんが)、「黒ビール」「白ビール」の違いの方が、
別のお酒のような違いだと思うのですが。

それから、話は変わりますが、「生ビール」という呼び方。
なぜ、「瓶ビール」に対して「生ビール」なのでしょうか?
瓶ビールとして販売されているほとんどのビールが、
熱処理加工されていない「生」ビールのはずです。
「瓶ビール」に対しては「ジョッキビール」ではないでしょうか。

さらに脱線は続きますが、似たような疑問として、車の変速のタイプ。
「オートマチック車(オートマ車)」に対して「マニュアル車」というものがありますが、
この「マニュアル車」を「オートマ」に対して「ミッション」と呼ぶ人が、
僕の周りにも多数います。
オートマチック車も、正式には「オートマチック・トランスミッション車」であり、
「ミッション」という言い方は、
変速機の種類の違いに何も言及していないと思うのですが。
何か深い意味があるようであれば、教えてください。

脱線が長くなりましたが、
最近は税金が不足しているとかで、何でも増税の方向に向かっているのは、
納得できません。
「発泡酒」等の増税に対して「ビール」が減税されているとはいえ、減税の幅はごくわずか。
「税の公平性」よりも、「いかに多くの税金を取るか」
ということに、政府の関心があるように思います。

仕事の後は、ビールも発泡酒も第3のビールもうまい。
それを、できるだけ安く飲ませてくれれば、文句はないんですけどね。


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電動歯ブラシの「替えブラシ」はなぜ高い? [身近な経済の疑問]

2年ほど前から、電動歯ブラシを使っています。
最初は「歯を磨くのも電気任せなんて、人間がダメになってしまう」
と思っていたのですが、使ってみると意外と気持ちよく、
汚れもしっかり取れているようで、愛用しています。

しかし、なんと言っても問題なのは、「替えブラシ」がとても高いこと。
2つセットで1800円。
100円ショップでは100円で歯ブラシ3本セットが買えるくらいですし、
通常の歯ブラシもスーパーで1本200はしないはずです。

確かに、最近では本体価格はかなり安くなっているものの
交換用品がかなり高い製品がいくつもあり、
プリンタのインクカートリッジなどが代表的な例だと思います。

多くのビジネス本でも、
「本体価格は割引をしても、メンテナンス用品を高くすることによって
利益を上がられるようなビジネスモデルが好ましい」などと言って、
こうした商売の方法を奨励するかのような発言が見られますが、
正直に言って、こうした売り方が増えてくると、
「消費者をバカにしている」という思いが強くなってしまいます。

たしかに、インクカートリッジ式ビジネスモデルは「はやり」のモデルだったかもしれませんが、
そろそろ、消費者の立場に立った売り方で、売る側も儲かるような手法が
考えられないものでしょうか?

インクカートリッジの場合、まだ裁判が続いているのかもしれませんが、
元々のメーカー以外の会社が容器をリサイクルして、
低価格でインクカートリッジを販売しています。

どこかの会社が、早く「替えブラシ」も安く製造・販売してくれないでしょうか?
(何か特許で守られていて、製造できないのでしょうか?)


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マクドナルドのゴミ分別 [身近な経済の疑問]

最初から言い訳がましいのですが、
自分ではエコロジストだと思っています。
自宅や職場でのゴミの分別はかなりきちんとやっているつもりですし、
道ばたにゴミを捨てるなんてことは、
許せないことだと思っています。

その一方で、マクドナルド(あるいはそれに類似したファーストフード店など)の
ゴミ分別には、ちょっと疑問を持っています。
店舗形態やその店舗が立地する自治体によっても異なるかもしれませんが、
僕の自宅の近くにあるマクドナルドは、
店内で飲食した後は、
ダストボックスに、可燃物、不燃物、そしてドリンクの飲み残しや氷、
そしてタバコなどを分別して捨てるようになっています。
(僕はタバコは吸いませんが)

環境保全の観点から、ゴミの分別を行うことは理解できるのですが、
自宅で分別を行うのと、お金を払ってサービスを受けようとするマクドナルドで行うのは、
ちょっと違うような気がしています。

実際、お客さんの中には分別をせずに、
全て可燃ゴミの中に捨てていってしまう人もいます。
結局、これは後で分別されているのでしょうか?
分別されていないのだとすれば、
見かけ上のゴミ分別は意味のないことになりますし、
後で分別しているのであれば、
最初から分別する必要がないのではないか、という気がしています。

マクドナルドのハンバーガーは、僕たちがゴミ分別をするから、
あの値段になっているのでしょうか?
ゴミ分別を行わなければ、
あの価格が維持できないのでしょうか?

店舗によって(自治体によって)ゴミ分別の状況が違っているにもかかわらず、
マクドナルドのハンバーガーの値段は均一ですから、
ゴミ分別と商品の価格はリンクしていないということになります。

マクドナルドのゴミ分別は、環境保護が目的ですか?
それとも、従業員の手間を減らすことが目的ですか?

(決して、分別したくないということを言っているのではありません)


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スイカ専用レーンは便利? [身近な経済の疑問]

JR東日本の自動改札のシステムに
Suica(スイカ)というものがあります。
各地のJRごとに名称が違うようですが(例えばJR西日本は「イコカ」だったでしょうか?)、
最近は電子マネー機能なども追加され、
コンビニでの支払いも可能になるなど、
様々な局面で活用可能になってきているようです。

ところで最近、JRの駅に「スイカ専用レーン」なるものが登場しています。
多くは、自動改札の中央に設けられていて、
スイカを持っている人には、便利になっているのかもしれません。

恐らく、高速道路の「ETC専用レーン」をまねたもので、
スイカの導入を促したいJRの戦略なのだと思うのですが、
経済原則には必ずしも合致していないような気がしています。

ETCの場合は、ETC機器を購入したドライバーが長い列を作らなくてすむということで、
徐々に普及率が上昇しているようです。
いずれ高速道路の料金所は、
ETCがなければ通れないということになると思います。
料金所渋滞の解消、料金所の人件費削減を通じた通行料の値下げなど、
メリットは大きいと思います。

しかし、JRのスイカの場合は、事情が違っています。
通勤・通学にJRのほかに私鉄や地下鉄を乗り継いで利用している人も多いと思います。
現時点では、鉄道各社の自動改札システムの違いにより、
私鉄や地下鉄との乗り継ぎを行っている人は、
スイカ一枚では定期券が成り立ちません。

結局、JRがスイカを普及したいという思惑だけで、
スイカを使いたくても使えない人を阻害してしまい、
JRのみを使う人だけを専用レーンで優遇する、
ということは、利用者の反発を招くだけだと思います。

実際のところ、スイカを持っている人も、
通常の自動改札を利用しており、
スイカ専用レーンを導入した効果はほとんど上がっていないのではないかと思います。

利用者の立場に立ったサービスの導入を期待したいものです。


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こんにゃくを食べる国民は? [身近な経済の疑問]

だいぶ寒くなってきました。
寒くなるとおでんが美味しいですね。
コンビニ各社もおでんに力を入れているようです。

おでんといえば、大根、ジャガイモ、それからこんにゃく。
昔は味噌おでんなんかも良く食べたものです。
ダイエットの観点から、こんにゃくゼリーなども根強い人気があるようです。

このこんにゃく、日本では群馬県だけで、
全生産量の80%以上を作り出しているとのこと。
また、1Kgあたり2,796円の関税が課され、
これは実質990%の関税に相当するそうです。
つまり、100円のこんにゃくも、
関税が課されると1,090円になってしまうということです。

なぜこれほどまでにこんにゃくは保護されているのでしょうか。
群馬県は過去3人も総理大臣を輩出した、
農業保護の著しい県だということも言われているようですが、
真相は定かではありません。

それよりも疑問に思うのは、
こんにゃくを食べるのは、日本人以外にどれくらいいるのかということ。

最近は世界各地で日本食が浸透してきているため、
こんにゃくを食べる機会はあるのかもしれませんが、
日本のように日常の食材としてこんにゃくを食べる国は少ないのではないかと思います。

先日、中国に行ったときに現地の人に聞いてみたところ、
少なくとも北京ではこんにゃくを食べるそうです。

そのほかの国で、こんにゃくを日常食にしている国を知っている方、いらっしゃいますか?
そもそも日本のこんにゃく農家は、どこの国のこんにゃくと競争をしているのでしょうか?


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「でんこちゃん」と「すいてきくん」からの節約のお知らせ(2) [身近な経済の疑問]

前回からの続きです(疑問について学んだことをまとめました)。

電気の節約。
これには日本の気候が大きく影響しているようです。
四季が明確な日本は、
夏は暑く冷房が必要で、逆に冬は寒くて暖房が必要です。
一方、春や秋は過ごしやすく、空調はほとんど必要ありません。
(地域にも依りますが、僕の住んでいる東京では)

つまり、夏と冬の電力をたくさん必要とし、
春や秋には電力はあまり必要がないため、
季節による電力需要に大きな差が発生しています。

電力を供給するには、発電所の建設し、
送電線を整備し、各家庭やオフィス・工場などに電気を
配電する電線などのためのコストが必要になります。

電力会社としては、夏冬の最大需要を満たすために
設備投資を行うと、春秋には設備が十分に稼動しないために、
無駄が発生します。
このような無駄を回避し、夏冬と春秋の電力需要を
できるだけ近づけ、設備投資を最小限にするために、
「でんこちゃん」が
   「電気を大切にね」
と宣伝していたわけです。
単に環境保護の問題だけでなく、
電力会社の事情も大きく影響しているんですね。

そういえば、「でんこちゃん」の宣伝は、
夏と冬に多いような気がします。
(検証したわけではないですが)

水道の方は少々事情が異なり、
水道管などの供給能力はまだ十分あるようです。
ですが、水道はあくまで行政によって管理されているため、
「税金払っているのに、断水なんてけしからん」
という苦情も少なくないのでしょう。
また、「雨」という極めて自然現象に頼らなければならない水資源は、
純粋に無駄遣いを制限していく必要があるのだと思います。
(また、使った水をきれいにして排水しないと、
河川や海が汚染されてしまうという別の環境問題も発生してしまいます)

いずれにしても、電気や水道が、
これからも安定して供給され、
しかも安い値段で供給され続けるためにも、
無駄遣いは少なくしていかなければならないな、ということを学びました。


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「でんこちゃん」と「すいてきくん」からの節約のお知らせ(1) [身近な経済の疑問]

はじめにお詫びしておきます。
今回は少し長いです。
それから、今回は東京都あるいは関東地方に住んでいる方でないと、
わかりづらい例え話が出てきます。
ですが、疑問の内容は居住地を問いませんので、
最後までお付き合い下さい。

電気と水。
どちらも日常生活になくてはならない貴重な「資源」ですよね。
環境保護にそれなりに関心のある僕も、
「無駄遣いはいけないな」と思いつつ、
電気を点けっぱなしにしてしまったり、
水を流しっぱなしにしてしまったりすることがあって、
日々反省しています。

特に、テレビCMで
東京電力の「でんこちゃん」が

 「電気を大切にね」

と言うのを聞くと、無駄遣いの多い僕は後ろめたい感じを持ってしまいます。

ここで、東京電力のCMを見たことのない(CMが流れない地域にお住まいの)
みなさんのために、「でんこちゃん」の紹介をしたいと思います。
(今回の話を書くために調べてみました)

「でんこちゃん」というのは、東京電力のキャラクターで、
電気の無駄遣い防止にとても貢献していると思います。
ちょっとおっちょこちょいなキャラクターのようですが、
そこが愛らしく、身近に感じ得るマスコットになっていると思います。
(「でんこちゃん」は「ちゃん」付けで呼ばれていますが、
実は家庭の主婦という設定だそうです。子供かと思っていた)
http://www.tepco.co.jp/denkochan/kakei/kakeizu-j.html

ここからが疑問です。

地球環境の保全のために、電気の無駄遣いをしないことはわかるのですが、
なぜ、電力会社が「電気を大切にね」というのかが、わかりませんでした。
むしろ電力会社としては、電気をたくさん使ってもらうほど、
儲かるはずではないかと思ったからです。

もちろん、電力会社が「電気をどんどん使って下さい」
といった宣伝をしてしまえば、
環境問題に敏感な人たちから批判を受けるかもしれません。
だとしても、自ら節電を呼びかけるのは、
自動車メーカーが「うちの車を買わないで下さい」
というのと同じではないかと思ってしまうわけです。

同じように水道についても、
水の無駄遣いをなくそうというメッセージが水道局から発せられています。
東京都水道局のキャラクターは、
「すいてきくん」と「みずたまちゃん」というのだそうです(今回初めて知りました)。
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/e-prog/index.html

今年の夏は、四国のダムが干上がってしまって、
水不足がだいぶ心配されました。
ちょっと断水になってトイレの水が流せないだけでも、
ずいぶんと不便をしますよね。

そこで、電気や水を大切に使うことについて、
少し勉強してみました。

長くなりましたので、続きは次号で。


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