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ビールに関する果てしない疑問 [身近な経済の疑問]

仕事の後のビール、美味しいですよね。
年末年始も、だいぶお世話になりました。

最近は、ビールも色々な種類があるようで、
いわゆる「ビール」の他、「発泡酒」や「第3のビール」というものまであります。
食べ物、飲み物の味にはうるさいほうだと思っているのですが、
これら「ビール」「発泡酒」「第3のビール」の味の区別がつきません。
特にキリっと冷やしてあると、安いビールでも美味しく感じます。

これらの各種ビール、税金の違いによってだいぶ小売単価が異なるようです。
ビールの税金が麦芽の含有量で異なるのは、日本に特殊な制度らしく、
諸外国ではアルコール度数で税金が異なるそうです。

最近では、発泡酒の税率が上げられたばかりか、
「第3のビール」の増税も検討されているそうで、
メーカー各社からは
「法律の枠内で正しいことをしているのに、
後出しで制度が変わってしまえば民間企業の研究開発意欲を削ぐ」
といった批判が表明されています。
もっともだと思います。

ビール会社に勤める知り合いによると、
飲食店では発泡酒を「生ビール」と称して販売しても、
法律違反ではないとのこと。
我々は、何を飲まされているのか、わかりません。

僕からしてみれば、麦芽の含有量による違いよりも、
「黄色い普通のビール」(これを「普通」と称すること自体がグローバルスタンダードではないのかもしれませんが)、「黒ビール」「白ビール」の違いの方が、
別のお酒のような違いだと思うのですが。

それから、話は変わりますが、「生ビール」という呼び方。
なぜ、「瓶ビール」に対して「生ビール」なのでしょうか?
瓶ビールとして販売されているほとんどのビールが、
熱処理加工されていない「生」ビールのはずです。
「瓶ビール」に対しては「ジョッキビール」ではないでしょうか。

さらに脱線は続きますが、似たような疑問として、車の変速のタイプ。
「オートマチック車(オートマ車)」に対して「マニュアル車」というものがありますが、
この「マニュアル車」を「オートマ」に対して「ミッション」と呼ぶ人が、
僕の周りにも多数います。
オートマチック車も、正式には「オートマチック・トランスミッション車」であり、
「ミッション」という言い方は、
変速機の種類の違いに何も言及していないと思うのですが。
何か深い意味があるようであれば、教えてください。

脱線が長くなりましたが、
最近は税金が不足しているとかで、何でも増税の方向に向かっているのは、
納得できません。
「発泡酒」等の増税に対して「ビール」が減税されているとはいえ、減税の幅はごくわずか。
「税の公平性」よりも、「いかに多くの税金を取るか」
ということに、政府の関心があるように思います。

仕事の後は、ビールも発泡酒も第3のビールもうまい。
それを、できるだけ安く飲ませてくれれば、文句はないんですけどね。


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コメント 2

はなぽん

ほんとだ!生って呼ぶとき、何故だかジョッキのことですよね。
瓶ビールが生でなかった頃の名残でしょうか。
私が何となく変だな、って思っていることを一つ。
近所のレンタルコンテナにこう書かれています。

「貸しレンタルボックス」

おーい。それじゃ「頭痛が痛い」といっしょだよー、って
叫んで通ることにしています。
by はなぽん (2006-01-13 15:23) 

Suzu-papa

秋桜さん、

最近読んだ『ハンバーガーを待つ3分間の値段』(斎藤由多加、幻冬舎)に、
面白いことが書いてありました。
下駄が一足も入っていなくても「下駄箱」、
筆が全く入っていなくても「筆箱」(鉛筆すら入っていない)、
郵便やさんが介在しなくても「メール」を送り、
重量などないのにメールが「重い」と言っているなど、
人は何か既存のものをイメージすることで、
安心するんだそうです。
余計な形容詞を付けることも、安心に繋がるんでしょうか。
by Suzu-papa (2006-01-22 22:03) 

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