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警察官が増員される社会とは? [日常生活の疑問]

最近、政治論争が面白いです。
不謹慎なことを言って申し訳ありませんが、
いわゆるBLT(BSE、ライブドア、耐震偽装)の3点セットに
官製談合問題まで発生し、
自民党は苦戦のようです。

そんな中、民主党が2月1日に、
政府与党案への対案として提出した「予算案」に
興味を引かれました。
http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/zaimu/BOX_ZAI0116.html

書かれていることは、いずれも興味深い内容のもので、
「小さな政府」「構造改革」を掲げる小泉首相に比べて、
国民に目の向けられた政策が提示されています。

13ページという短い資料であることもあり、
パッパッと読み飛ばしていたのですが、
改めて読み返してみると、
ひとつ気になることがありました。

『「建てもの・食べもの・乗りもの・子ども」の安全を守ります。』
と題された項目の主要事業の中に、
「警察官等増員・・・1300億円(拡充)」
という項目がありました。

たしかに、登下校時の子供の安全を守ったり、
繁華街での暴力行為、
空き巣、引ったくりの類を防ぐためには、
警察官の増員が必要であることはわかります。
国民も、警察官の数が増えれば、
安心が増大する、と考えている人も少なくないと思います。

ですが、よく考えてみたいと思います。
警察官が増加した社会は、何か変ではないでしょうか。
町の至る所に警察官が増えれば、
確かに犯罪は減少するかもしれません。
しかし、警察官がうようよする町を、
我々は歩きたいのでしょうか?

警察官の増員は、民主党のみならず自民党も政策として掲げており、
これは政党に限らず、国民からの期待として
政策に取り入れているのだと思います。

一方で、1300億円という数字。
(実際は、警察官の人数を増加させる以外のことにも、
予算が使われるのでしょうが)
仮に警察官1人を増員するのに、
給与やら制服やら拳銃などの備品等々を併せて、
一人1,300万円のコストがかかったとすると、
1300億円で増員できる人数は1万人。
47都道府県で平均して、1県あたり約212人。

平成16年版警察白書によると、全国の警察職員の数は28万人。
28万人に対して1万人の増加。
これを十分と見るか、少ないと見るか。それとも、多すぎると見るか。


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