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ワイドショーのコメンテータはこのままで良いのか? [日常生活の疑問]

最近、耐震偽装問題やライブドア問題、
さらには米国産牛肉の問題など、
ワイドショーの話題は尽きません。
同じことを繰り返し放送しているにもかかわらず、
ついつい見てしまうワイドショー。
最近、かなり気になっていることがあります。

ワイドショーには、コメンテータが付き物。
耐震偽装問題では政治家や建築関係の専門家。
ライブドア問題では、株の専門家や商法に詳しい大学教授など。
専門的見地から問題の本質を説明してもらえると、
「ふむふむ、なるほど」と、納得させられることも多いです。

しかし、最近はドラマの脚本家や元スポーツ選手、
露出好きの弁護士や大学教授などが頻繁に登場し、
自らの専門分野でないことにも、平気でコメントをしていますし、
司会者の方も、「なぜこの質問をこのコメンテータにするのか?」と
首を傾げてしまうような場面がしばしばあります。

番組の方も、「できるだけ庶民感覚で」ということで、
話の面白いコメンテータを選んでくるんでしょう。
しかし視聴者は誰も、元スポーツ選手に政治問題に関するコメントを期待していないし、
ドラマの脚本家に、自分のドラマの脚本作りの参考として以上にBSE問題に対する
コメントを期待していません。

確かに、製作者サイドとしては、問題ごとに複数の専門家を集めるよりは、
どんな問題でも無難なコメントをしてくれるコメンテータを重宝しているのかもしれません。
ですが、「そんな低俗なコメント、俺でもしないぞ」
というようなレベルの会話が一般的になってしまうと、
誰もテレビを信用しなくなってしまうのではないかと思います。

ただでさえ、「やらせ」や「つくり」が問題になっているテレビ業界。
少しは娯楽的要素だけでなく、物事の本質に迫るようなアプローチを
とってもらえないものでしょうか。


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はなぽん

この頃、特に思います。
ワイドショーを何となく見ていたら、きっとバカになっちゃうな、って。
本当に気にしないとならないことと、ワイドショーが気にしていることとは
全然ずれている時がままあります。
ライブドア問題の陰に隠れて、もっと大事なことが忘れられていないか。
耐震偽装問題は、本当に姉歯&ヒューザーだけで終わらせていいのか。
そういうすべてのことが、ワイドショーでは分からなくなる一方。
出来るだけ見ないに越したことはなさそうです。
by はなぽん (2006-01-22 22:50) 

Chip

こんにちは、久しぶりの書き込みになります^^;
ワイドショーに関しては昔から否定的でした。只、面白おかしく人の不幸やスキャンダル、犯罪を煽り立てているだけのように思います。
最近はまじめそうな番組の司会を”お笑い”出身者がやったりしていて辟易する事も多くなりました。それがテレビを見なくなった、あるいはテレビを見る番組がスポーツやドキュメンタリー、ニュースなどに限定されてきた理由でもあります。
もっとまじめに、真摯に問題点を掘り下げる姿勢が番組に必要なのではと切に思います。
視聴率至上主義からの脱却ができればの話になるとは思いますが・・・・
by Chip (2006-01-26 16:56) 

Suzu-papa

秋桜さん、Chipさん、

コメントありがとうございます。
テレビ番組を「面白く作ること」
と「誠実に作ること」は、決して相反することではないと思っています。
番組を誠実に作れば、視聴者はきちんと見てくれるはずです。
テレビ局の良心を信じて、
これからも微力ながら問題提起をしていければと考えています。
by Suzu-papa (2006-02-01 10:43) 

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